認可保育園に関して解説します。
認可保育園とは、どういう保育園のことを言うのか?
そして認可保育園としての基準や条件について説明いたします。
また、無認可保育園との違いについてもお伝えしたいと思うところです。
認可保育園とは
認可保育園とは、厚生労働省が定める一定の設置基準、つまり保育士などの職員数、園児一人あたりの面積、防災管理、衛生管理、給食設備等を満たして都道府県知事の認可を受けている保育園のことを言います。
また、認可保育園は、児童福祉法に基づく児童福祉施設になるそうです。
一方、認可保育園と似た施設で認証保育園という施設があります。
認証保育園は、厚生労働省が定める一定の設置基準を満たすことのできない大都市、東京都が作った制度に基づき設置された施設です。
また、認可保育園は、0歳児からの入所を受け付けていない保育園もあるため、都民の要求に応える意味でも認証保育園は設置されました。
認可保育園としての条件について
認可保育園としての条件について解説します。
まず認可保育園の設置面積は、0、1歳児の設置面積は3.3m2で2歳児以上は1.98m2です。
子供の入所対象年齢は、0歳児~6歳児までになります。
そして、認可保育園の保育料金は、保護者の年収で変動しますが月々約2~4万円程度で徴収先は市区町村です。
ちなみに認証保育園に入所している子供の保護者の保育料金の負担を減らすため、一定の条件を満たせば国から認可保育園に入所した場合の保育料金と認証保育園の保育料金との差額を補助金としてもらえます。、
また、認可保育園への入所申し込み先は、市区町村です。
認可保育園と無認可保育園の違いについて
認可保育園が厚生労働省が定める一定の設置基準を満たした施設であるのに対し、無認可保育園は、厚生労働省が定める一定の設置基準を満たしておらず、都道府県知事の認可を受けていない保育園のことを言います。
また、無認可保育園の経営は、民間業者や個人が行うことが多いため、保育時間延長など何かと柔軟な対応をして頂けることが多いです。
そして、認可保育園と比べて入所条件が厳しくないところがあり、認可保育園で入所できなくても無認可保育園で入所できるため無認可保育園は、待機児童の受け皿になっているところがあります。
保育希望の多い地域について
保育希望の多い地域について、認可と無認可の保育園に分けてご紹介いたします。
◆認可保育園
- 札幌市
- 旭川
- 仙台市
- 横浜市
- 川崎市
- 東京都
- 足立区
- 世田谷区
- 藤沢市
- 品川区
- 杉並区
- 江東区
- 中野区
- 浦添市
- 調布市
- 武蔵野市
- 千葉市
- 埼玉県
- 福岡市
- 大分市
- 熊本市
- 宮崎市
- 沖縄市
- 那覇市
- 宜野湾市
◆無認可保育園
- 札幌
- 品川区
- 世田谷区
- 豊島区
- 練馬区
- 大田区
- 浦添市
- 川崎市
- 名古屋市
- 熊本市
- 宮崎市
- 那覇市
- 糸満市
- うるま市
認可保育園、無認可保育園共にある地域で保育希望及び待機児童数が飛び抜けて多いのが沖縄県です。
主な原因として、ニーズ(認可保育園保育希望者)に対して供給(認可保育園数)が極端に少ないことが挙げられます。
2番目に保育希望の多い地域として、人口の多い東京都が多いようです。
認可保育園に関しての参考サイト
・脱・待機児童!認可保育園”グレーソーン”入園案内
https://kosodatenayami.www110.info/ninkahoikuen
・認可・認証・認可外保育所の違い
https://www.iam.u-tokyo.ac.jp/hoiku/02.html
・平成24年度認証保育所保育料負担軽減助成金のご案内
https://www.city.sumida.lg.jp/fukusinohiroba/kodomonikansuru/kosodatesien/azukeru/ninnshoujoseikin.html