日本初の月面着陸を目指す小型実証機「SLIM」を軌道投入、H2Aロケット打ち上げ成功!

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7日午前、種子島宇宙センターからH2Aロケット47号機が打ち上げられ、無事に成功しました。この47号機には、探査機と衛星の2つが搭載されています。まず、日本初の月面着陸を目指す小型実証機「SLIM」があります。もし成功すれば、その技術はアメリカの「アルテミス計画」にも活用される可能性があります。そして、JAXAやNASAが共同開発した衛星「XRISM」も搭載されています。この衛星はX線を使って宇宙を観測し、より詳細な宇宙の構造解明を目指しています。XRISMは打ち上げから14分後に、SLIMは48分後にそれぞれの軌道に投入され、打ち上げは成功しました。これにより、H2Aロケットの成功率は97.9%となり、これまでの47機中46機が成功しました。なお、H2A47号機の打ち上げは、前回のH3初号機の打ち上げ失敗の影響で5月から延期され、さらに天候不良のため3度の延期が行われました。

 

アルテミス計画とは

アルテミス計画は、アメリカ航空宇宙局(NASA)が進めている、再び人類を月に送り込むための計画である。この計画は、2024年までに有人の月面着陸を達成することを目指しており、その後は持続的な人間の存在を確立させることが目標とされている。

アルテミス計画は、アポロ計画以来初めてとなる、有人の月面着陸を実現するための取り組みである。アポロ計画は1969年に初の有人月面着陸を果たし、その後数回のミッションが行われたが、その後は月面探査においては中断が続いていた。しかし、アルテミス計画は再び人類を月に送り込むことで、長期的な探査や将来の有人火星ミッションに向けた基盤を築くことを目指している。

アルテミス計画は、技術の進歩や国際協力を活用しながら進められている。NASAは新たな宇宙船であるオリオンを開発し、これを使用して月への有人飛行を実現する予定である。また、NASAは国際的な協力を促進し、他の宇宙機関や民間企業との連携を図ることで、費用の分担や技術の共有を行っている。

アルテミス計画には、女性の宇宙飛行士を初めて月面に送るという目標が含まれていることも注目されている。これは、ジェネン・プロクターやヘイリー・アーシェンボッサなど、女性の宇宙飛行士が積極的に参加することで実現される予定である。これにより、女性の参加と貢献が宇宙探査においてさらに重要な役割を果たすことが期待されている。

総じて、アルテミス計画は再び人類を月に送り込むことで、探査技術の向上や将来の有人火星ミッションへの基盤を築くことを目指している。さらに、国際協力や女性の参加を通じて、より多様な視点や才能を活かした宇宙探査を進めることが期待されている。

XRISMとは

X線分光撮像衛星(XRISM)とは、搭載する最新のX線分光装置やX線撮像装置で宇宙を観測し、高温プラズマの速度や化学組成を調べることにより、星や銀河、銀河の集団がつくる大規模構造の成り立ちを、これまでにない詳しさで明らかにする予定です。現在、宇宙科学のフロンティアを拓くあらたな国際X線観測計画として、NASAやESAをはじめとした関係機関と密接に協力しながら、開発を進めています。

SLIMとは

小型月着陸実証機SLIMとは SLIMは、「月の狙った場所へのピンポイント着陸」、「着陸に必要な装置の軽量化」「月の起源を探る」といった目的を小型探査機で月面にて実証する探査計画です。

 

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