腸内フローラとうつの関係性とは?うつを腸内フローラで改善

腸内フローラ
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内フローラとうつとは関係があるのでしょうか?一見すると全く関係がないように見える腸内フローラとうつ。その関係性を解き明かしてまいりましょう。詳しく腸内フローラとうつのポイントを抑えてみました。

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腸内フローラとうつには、腸内フローラとうつを繋ぐある関係性があった

腸内フローラとうつにはどんな関係性があるのでしょうか?その謎を解き明かしてまいります。
腸内フローラを整えることでうつを良い方向へ向かわせることができるのです。

腸内フローラとうつについて

つの症状は脳がコントロールしていると考えられていましたが、近年の研究で、腸内環境が精神状態にまで影響を及ぼすことが分かってきました。
うつや不安感を引き起こす原因は、「腸内フローラ」のバランスなのです。

実はこういった考え方は、19世紀頃からあったといわれていて、昔から、腸がスムーズに働いていない人は精神的な不安やうつを抱えていることが多いと考えられてきました。

うつ病の人は健康な人と比べて、ビフィズス菌など「善玉菌」の数が腸内に少なく、菌数が一定以下だとうつ病患者の割合が高くなるとの研究結果を、国立精神・神経医療研究センターとヤクルトの共同チームがまとめ、オランダの科学誌に記事を発表しました。
これによって善玉菌の減少がうつ病発症のリスクを高める可能性があると分かったのです。

一見、腸内フローラとは関連性がなさそうなですが、患者数が著しく増加している“うつ病”の原因としても腸内環境が大きく影響を及ぼしているのです。

腸内のバランスが悪いマウスは自閉症に似た症状を示したといいます。
そしてこのマウスの善玉菌を増やしたところ、正常な行動を取りやすくなったのです。

また、マウスにビフィズス菌を投与した実験では、一般のうつ病治療薬を投与した時よりも、ビフィズス菌の治癒効果の方が高かったといいます。

臆病なねずみと臆病でないねずみを容易し、腸内細菌を丸ごと入れ替える実験をしました。

すると、いままで段差からものおじせず降りていたねずみが、降りることができなくなり、逆に段差から降りられなかった憶病だったねずみは、段差から軽々と降りるようになったのです。この結果はなんどやっても同じだったそうです。

こういった研究を進める中で、腸内細菌と精神の関係性が次第に明らかになってきています。

腸内フローラ~うつの原因について

うつ病は、「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」と並び、三大神経伝達物質の1つであるセロトニンがほとんど脳内に存在しないことで引き起こされているといわれています。

人の体のセロトニンの約90%が腸に存在し、約8%が血小板の中、残りのわずか2%が脳内に存在しており、腸内細菌によって脳内に送られます。
セロトニンは幸せを感じる脳内物質であり、精神活動に大きく関与しているのです。

セロトニンは別名“幸せホルモン”とも呼ばれ、人間の楽しさ、嬉しさといった感情と切り離せない関係にあります。
ドーパミンはやる気を感じさせる働きがあり、脳内でこれらの物質がが不足するとうつ病などの精神疾患に陥りやすくなってしまうのです。

ヒトの身体と心をバランス良く保つためには、ドーパミンとセロトニンが必須なのです。

腸内環境が正常でないと腸内のセロトニンが脳まで上手く運搬されず、脳内でセロトニンが不足してしまう、と考えられているのです。

自閉症患者の大多数が、過敏性腸症候群など腸の疾患に悩んでいるといいます。
セロトニンと腸内フローラの関係性が、この点からも想像できます。セロトニンと腸内フローラ。これは、切っても切り離せない関係にあるのです。

セロトニンを体内で産生するためには、トリプトファンという必須アミノ酸の一種が必要です。
これを分解することでセロトニンの原料となります。
セロトニン合成を体内で行う役割を果たしているのが腸内フローラを構成する腸内細菌です。

トリプトファンを分解するために必要なビタミンB6は食事からも摂取できますが、腸内フローラが合成する分が実際には非常に重要なのです。

腸内フローラの活動が鈍ってしまうと分解作業がはかどらず、セロトニンの供給不足が起きてしまいます。
つまり腸内フローラが正常な働きをしていないと、いくらトリプトファンを摂取しても十分な量のセロトニンはつくられないのです。

腸内フローラとうつの改善について

腸内フローラとうつの改善についてですが、セロトニンの不足が、うつ病など精神面での疾病をもたらします。

トリプトファンとビタミンB6を豊富に含む食品を積極的に摂取し、これに加えて腸内フローラの働きを正常化あるいは活性化させる乳酸菌やビフィズス菌などを摂取して、腸と心の健康を維持しましょう。

トリプトファンを含む食品には以下のようなものがあります。

バナナ、チーズ、ヨーグルト、納豆、豆腐、ソバ、タラコ、イクラ、赤身魚、ナッツ類ビタミンB6を含む食品にはニンニク、マグロ、カツオ、鶏ひき肉、丸干しイワシ、鶏ササミ、レバー(牛、豚、鶏)、酒かす上記の食品を毎日の食事にバランスよくとりいれて摂取するようにしましょう。

最近ではうつ病患者さんにたいして投薬など副作用のリスクが伴う治療より、腸内環境を正常化させる治療を優先するべきである、と主張をする医師も増えてきています。

もしうつ病になってしまったら医師の助言に従って薬を飲む事も必要ですが、腸内環境が正常に戻るような生活を心がけるべきでしょう。

自殺とうつ病の関係性について

殺とうつ病は密接な関係があるといわれています。
この理由で、うつ病はただやる気がでないだけだと決してあまくみることはできません。

日本では自殺者の割合が平成10年に既に3万人を超えています。

一言でうつ病といっても、うつ病は気分障害といわれています。
この気分障害の割合は日本でも年々増えている傾向にあるわけです。

この理由により、厚生労働省でも治療法に関する研究への助成などを行っているようですね。

特にアルコールは、うつ状態に陥った際に不眠や抑うつ気分の解消のためにアルコールを使用することは、うつ状態の悪化につながる行為として極めて有害だといわれています。
※参照:厚生労働省「自殺・うつ病等対策プロジェクトチームとりまとめについて」

厚生労働省が3年ごとに全国の医療施設に対して行っている「患者調査」によると、平成8年には43.3万人だったうつ病等の気分障害の総患者数は、平成20年には104.1万人と12年間で2.4倍に増加していることもわかっているのです。

世界でみると、1番ではありませんが上位に入っているのは確かです。

精神疾患というと、どうしても治療が難しいイメージが沸きますが、まずは腸内フローラを整えるための食べ物の改善という、できることから気をつけていくことも大切だと思いました。

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この記事を書いたライター
サプリメントプランナー Hitomi Ooishi

3年前に原因不明の体調不良に陥り、約半年ほぼ寝たきりのような生活を送ったことがきっかけで、生活習慣、特に食事を徹底的に改善する。
その際、国内外の医学博士が執筆した健康関連(最新医学から東洋医学、アーユルヴェーダなど)の書籍を1000冊以上読み、実生活で実践する。

数々の書籍を読み、腸内の良し悪しが健康に大きく関わっていることを知り、腸活を実践。
長年悩まされていた便秘、大人ニキビはほぼ完ぺきに改善。それ以来、年に一度は風邪を引いていたが今ではまったく引かなくなった。

現在でも、月に最低20冊ほどの健康関連書籍を読み、知識と自分の体をより良い状態に高めている。
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