生活リズムに関しての子育て悩みについてお話いたします。
生活リズムと言いますと朝に起きる時間、夜に寝る時間、そして朝、昼、夜の1日3食の食事を取る時間を中心に1日のスケジュールを組み上げることですよね。
今回は、重要視されている睡眠にスポットを当ててお話を進めます。
睡眠に関しての子どもの現状
睡眠に関しての子どもの現状について解説いたします。
文部科学省の調べによると、夜10時以降に寝る子どもの割合が昭和55年からの20年間で2~4倍にまで増えているとのことです。
そして、赤ちゃんの睡眠に入る時間を世界と比較してみても日本が「夜10時以降に睡眠に入る」と答えた人が全体の約半数を占めています。
では、夜10時以降に睡眠に入る子どもが増えた要因は何なのでしょう?
その要因を探るため過去を思い返してみましょう。
約50年程前より、日本は高度経済成長と共に物質的に豊かになり過ぎました。
テレビ、DVDプレーヤー、ゲーム機、パソコン、携帯電話と、時間を問わず手軽に楽しめるものが増えてきたのです。
そういったものに大人が夢中になり、子どもも、それにつられ睡眠に入るのが遅れることが要因と言えるでしょう。
実際に小学生では、テレビやゲームなどが、中高生では、携帯メールやパソコンなどの使用が睡眠に入るのが遅れる要因と考えられる調査結果がでているそうです。
また、睡眠に入る時間が遅れ、寝不足の子どもは、昼間に何に対してもやる気が出ない、いつもイライラしている、表情が無表情、情緒不安定などの症状が出ます。
生活リズムに関しての子育て悩み解決方法
84、毎日、一定の時間に寝起きさせるようにしましょう。
寝る時間や起きる時間がバラバラだと、子どものホルモンバランスや体内時計を狂わす原因になりますので毎日、定刻に寝起きをするように習慣づけると良いです。
85、一番年少の子どもの寝る時間にパパ、ママが生活リズムを合わせる。
家族の中で一番の幼い子どもが必要な睡眠時間、つまり乳幼児がいる家庭では10時間以上睡眠が取れるように寝る時間を設定しパパ、ママはその時間に合わせて寝るようにしましょう。
そして、一番良いのは、家族全員で睡眠に入るのが理想ですが、子どもを寝かしつけた後、どうしてもすることがあればその後ゆっくりとすればいいわけですから、一番、年少の子どもに寝る時間を合わせることは実はパパ、ママの時間を作りやすくなるわけです。
86、夜9時までに寝かしつけて、朝7時に起こすようにしましょう。
成長ホルモンが分泌されるのが夜10時~12時の間とされているので夜9時までには寝かしつけて熟睡時に成長ホルモンが分泌されるようにすると良いです。
そして、朝7時に起き、カーテンを開け朝日を浴びて、朝食を取ることにより体内時計をリセットさせることが重要になります。
生活リズム・睡眠に関する参考サイト
・子どもの生活と現状
https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/katei/08060902/002.pdf
・生活リズムの確立と睡眠
https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/katei/08060902/003.pdf