子育て悩み解決100の方法シリーズ、今回は、ノロウイルス編です。ここ数年、毎年のように冬場に流行しているノロウイルスですが、子ども達の間でも保育園や小学校などで集団感染したニュースが流れています。
ノロウイルスとは、どのような病気なのでしょう?
また、ノロウイルスから子どもを守る対処法や予防法についてもご紹介いたします。
ノロウイルスとは
ノロウイルスとは、急性胃腸炎を引き起こすウイルスのことです。
そして、ノロウイルスは、乳幼児からお年寄りまで幅広い年齢層に感染し、アルコールや高温にも強い、非常に感染力の強いウイルスになります。
ノロウイルスの症状としまして嘔吐と下痢を繰り返すことが特徴で、ノロウイルス自体は、複数の遺伝子型を持っているため、一度、感染したことのある人でも、別の遺伝子型のノロウイルスに再度、感染する可能性があるので要注意です。
また、ノロウイルスの感染経路は、経口感染になります。
非常に感染力の強いノロウイルスの感染者が家庭の中に一人でもいたら感染しないように細心の注意が必要です。
例えば、乳幼児がいる家庭のノロウイルスに感染するケースとして、ノロウイルスに感染した乳児のオムツを交換する時、またはノロウイルスに感染した幼児の嘔吐物を処理する際、手などにウイルスが付着し二次感染を巻き起こすパターンがあります。
また、ノロウイルスに感染した乳幼児の下痢や嘔吐物が床に落ち、その拭き残しが乾燥して空気中に舞い、口の中に入るパターンもあるのです。
ノロウイルスの潜伏期間は、24~48時間で、症状は1~2日続きます。
しかし、乳幼児や抵抗力の落ちたお年寄りは、こじれる可能性があり注意が必要です。
ノロウイルスに関する子育て悩みの解決方法
65、適切な対症療法を行う。
ノロウイルスの抗生物質は存在しないため症状に合った的確な対処療法をする必要があります。
抵抗力の小さい乳幼児は、脱水症状になりやすいので十分な水分と栄養の補給にパパ、ママは心掛けてください。
66、強力な下痢止め剤は使用しない。
強力な下痢止め剤は、ノロウイルスを腸内に留置させてしまうので、かえって逆効果ですので使用しないことです。
67、こまめな手洗いを行う。
帰宅時やトイレを出た後、または食事の前には、せっけんにて入念に手洗いをパパ、ママはさせましょう。
アルコール消毒液では、ノロウイルスは死滅しませんのでご注意ください。
68、感染者との物の共用を避ける。
ノロウイルス感染者が家庭にいる場合は、タオル等の共用は避けた方がいいでしょう。
69、下痢、嘔吐物の処理は完全防備で行う。
パパ、ママが乳幼児の下痢や嘔吐の処理をする際は、必ずゴム手袋やビニール手袋を着用し、汚れた衣類などは、塩素系消毒剤をうすめたもので消毒してください。