端午の節句が近づいています。
端午の節句の飾りと言いますと鯉のぼりなどの大きくて目立つ外飾りの他に家の中で飾る内飾りもあります。
今回は、端午の節句の内飾りについてのお話しです。
さらに、内飾りの中でも「兜」にスポットを当てて、耳寄りな情報をお伝えいたします。
端午の節句の内飾りに関して
端午の節句の内飾りには、鎧や兜、五月人形などがあります。
さて、端午の節句の内飾りはいつまで飾るのが良いのでしょう?
桃の節句でひな人形をいつまでも長く飾っていたら子供の婚期が遅れるという言い伝えがあるように節句の内飾りの仕舞う時期は話題にのぼります。
その答えは、端午の節句も季節の節目を祝う意味があるので端午の節句が終わればなるべく早く仕舞いたいところですね。
また、端午の節句の内飾りを仕舞う日は、晴天の日を選ぶことにより湿気を取り込むことなく仕舞うことができます。
またインターネット上では、端午の節句の内飾りとして吊るし雛の作り方が人気があるようです。
桃の節句で鶴や桃の花やうさぎなどの吊るし人形で作る女の子用の吊るし雛もありますが、鯉や兜や菖蒲などをちりめん細工で作る男の子用の吊るし雛は、コンパクトでおしゃれだと多くの方が手作りしています。
さらに、吊るし雛の作り方は、インターネット上で画像をまじえて解りやすく解説していますので安心です。
その他に、人気の端午の節句の内飾りとして掛け軸や名前旗のタペストリーがあります。
掛け軸や名前旗のタペストリーは、鎧兜や鯉、虎などが力強く描かれ、集合住宅化が進む昨今でコンパクトに室内で飾れると人気があるようです。
また、鎧兜や武将、鯉のぼりなどの陶器の五月人形が可愛らしいと、とても話題になっています。
端午の節句の兜について
端午の節句で兜を飾る意味は、武士の時代、兜は自分の身を守る大切なものでした。
その大切な兜を飾ると男の子が健やかに育ち、立身出世すると云われています。
また、端午の節句の兜の選び方の目安として、兜の良さはその凝った造り(仕立)や飾り金具の綺麗さにあると言われているそうです。
鎧兜には大きく分けると、京甲冑・京兜・京鎧や江戸甲冑・江戸兜・江戸鎧と呼ばれる職人手づくりのものと、大量生産品のものがあります。
そして、端午の節句の兜の値段の相場は、小さい物で7千円位の物で、 お手頃の物で3万円代~10万円、 また、一般的な家庭で飾る大きさの物で10万円~20万円位が一番多いようです。
さらに最近ではマンションなどの集合住宅にお住まいのご家庭がどこでもコンパクトに飾れるとちりめん細工の端午の節句のミニ兜が人気あります。
端午の節句の兜の久月製について
端午の節句の兜の久月製についてご紹介します。
久月製の端午の節句の兜の2013年度新作として、上原玉鳳(うえはら ぎょくほう)作の8号大鍬形兜があり、大変話題です。
上原玉鳳は、東京節句人形コンクールで内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、都知事賞など数々の受賞歴を誇る久月の看板職人の一人になります。