年金でお金を借りれるかどうかですが、
実は年金を担保に借りることが出来ます。
年金担保貸付という制度です。
年金でお金を借りれるって、どういうこと?!
と思いますよね(^^;)
年金といえば日本年金機構で管理されていますが、
私も最初に聞いた時は驚きました。
年金は、成人した日本国民であれば加入していますので
誰もが平等に受けられる、老後の生活資金でもあります。
もちろんそのためには、働ける間は、
毎月会社の給料から天引き、もしくは自分で
納付して、その積み重ねの結果、定年退職して
収入が無くなったとき、生活するための資金として
支給が開始されるわけです。
払っているうちは、なかなかそのありがたみが
わからないかもしれません。
私も、毎月の収入に比べて支出が多く
どうしても足りないので、年金や税金の
支払いがなければどれだけ楽か、、
などと、思っていた時期があります。
その分貯金した方が貯まるんじゃないか?
とか、色々複雑な思いを抱いたりしましたが
ある時、病気や怪我も殆ど無縁だった両親が
立て続けに病に倒れ、働けなくなった時
この年金の大切さを身に沁みました。
年金があるお陰で、必要最低限の
暮らしができるわけです。
これがなかったら、すべて私が
負担するところでしたが、
出したくても出すお金がどこからも
持って来れないという状況だったので、
この時は本当に、少しでも負担額が減り
心から感謝したものです。
日本の福祉には、とても感謝しています(^^)
その大切な年金ですが、年金を担保にお金を借りれる
という方法が存在します。
しかも、国が認めた、「年金を担保にお金を借りれる機関」
から借りれる、れっきとした合法です。
カードローン会社の中には、年金受給者でも
借りれるというところもあるようですが、
その場合も、年金を収入としてみているわけです。
年金には、国民年金、厚生年金、遺族年金、障碍者年金、
共済年金など、沢山種類がありますが
これらの年金を受給している方であれば、
定期的に決まった金額が、支給されていますよね。
これが、「安定した収入がある」と同等と
見なされるわけです。
給料と同じ扱いですね。
年金受給者の方は、この決まった金額の収入(支給)が
確実に入るので、貸し付ける方としては、安心して
貸付が出来るのです。
今回ご紹介する二つの機関は、カードローンとは別の
国の定めた融資機関です。
年金を担保に借りれるのは、
独立行政法人福祉医療機構の「年金担保貸付」と
日本政策金融公庫(日本公庫)の、
「恩給・共済年金担保融資」の二つです。
銀行や消費者金融のカードローンでも、
年金受給者でも借りれるものがありますが、
金利はさほど低くは無いので、年金受給者の生活を
圧迫してしまう恐れがあります。
といっても、他に収入は入るあてもない年金受給者の場合は
年金以外、収入源がありません。
本来この「年金を受ける権利」は、他人へ譲渡したり
担保にしてお金を借りることは、法律で禁止されている
事なのですが、今回ご紹介する2つの機関でのみ、
例外として認められているのです。
年金受給者の方も、年金だけでは
不足したり、どうしてもお金が必要な場合は
無収入で借りれなくて途方に暮れることも無く
国などから借りれるということで、もしものときは
とても安心な制度だと思います。
ただし、反面、使い方を間違うと
生活が成り立たなくなる恐れもある、
危険とも隣り合わせでもあるので、
慎重に有意義に利用していくように注意しましょう。
この年金担保貸付制度で、
私がとてもありがたいと思ったのは、
両親が入院した際の入院費や、私が同行できない場合の
通院に必要な自動車の費用、
介護福祉に関する費用(介護施設の利用費や介護用具)
住宅改修費、などです。
住宅改善費などは、特にとても助かります。
うちの場合は、親が障碍者手帳を持ち、要介護認定を受けていたので
介護保険で、住宅改修費がでるはずでした。
親の退院後に、従来のトイレを改修しないと無理だったので
申請したのですが、蓋を開けてみると、
トイレの位置が悪く、またトイレの中が狭いので
車椅子はおろか杖をついても入れないので、
改修をする必要があったのですが、新たに場所を移さないと
同じ場所では無理だと判定されました。
そのため別な場所に水を引き、新規となってしまったため、
介護保険では適用されないとなったのです。
この時は自腹で75万ほどかかりました。
このような場合は、この年金担保貸付制度で
融資を受け、借りれることが可能です。
また、医療費に関することだけでなく、
冠婚葬祭や債務整理のための費用や、
生活必需品の購入用としても、借りれるのです。
また、福祉医療機構の年金担保貸付制度では
生活資金としての融資はできませんが、
日本政策金融公庫の年金担保貸付制度では
可能です。
借りれる対象は、
福祉医療機構の年金担保融資の場合は、
国民年金や厚生年金の受給者です。
(一般的にはこちらの需要が高いですね)
日本政策金融公庫の年金担保貸付制度の
場合は、恩給や共済年金受給者が対象となり
主に公務員の方となります。
融資額と融資までの期間、金利は、
福祉医療機構の場合は200万までで2.1%、
日本政策金融公庫の場合は250万まで
(生活資金として借りる場合は100万まで)
0.31-1.81%
連帯保証人はどちらも必要です。
融資までの期間はどちらも1ヶ月程度。
メリットは、収入がなくても年金を貰っていたら
お金を借りれることです。
また銀行含めて、国の貸付も、金利が低いです。
デメリット
完済までの間、貰える年金から返済金が
差し引かれるので、受給額が減る。
または、全額返済へあてられる(日本公庫の場合)、
追加融資ができない。
注意点は、公的に年金を担保に
お金を借りれるのは、上記の2つだけです。
他に年金で借りれる!というところがあっても
金利なども低く、安心して借りれるのはやはり
国や公的機関でしょう。
まとめますと
・年金で借りれるところはある
・年金担保貸付制度で借りれる
(国民年金や厚生年金の受給者は福祉医療機構
恩給や共済年金受給者は日本政策金融公庫)
・借りれる金額は最大で200~250万
・金利は銀行より低い
・追加融資は不可
となります。
年金受給者でも借りれるところはありますか?
年金受給でも借りれるところは、
あります。
年金受給者は、一般的に無収入とされますが
実は年金をもらっているので、受給した額を
収入額と見なして貸付を行うところもあるのです。
年金受給者だからと言って
お金を借りれるところがない、ということはありません。
今や高齢者大国である日本は、年金受給者の数も
比例して増えているのは当然ですよね。
誰しも老後は安心して、余裕を持って暮らしたいはずです。
そのため、働けない年齢になった時に支給される年金は
とてもありがたい制度です。
ですが、物価高騰などもあり、年金受給だけでは
生活がままならない場合など、
突然の病気や怪我や入院、手術など
生活に障害をきたす場合もあります。
この時に必要になるお金は、高額医療費控除など
様々な国の制度を使ったとしても、年金受給者にとっては
厳しい金額になったりします。
元々受給額が少ない場合は、とても生活ができない
と言う場合もありますね。
たとえば私の母がそうなのですが、途中で年金支払いが
続けられなくなり、貰える額がとても少なくなったケースです。
そのような時に、お金を借りれるところがあれば。。。
助かりますよね。
そのように切望する年金受給者は、
今後はもっとふえていくと予想されます。
もしかすると、年金受給者向けのローンも
増えていくかもしれませんね!(^^)
といっても、年金しか収入が無い年金受給者は
大切な生活費であり、収入源ですから
本当に気をつけて借りないと、取り返しがつかない
ということになりますので、くれぐれも注意して下さいね。
年金受給者の方が借りれるところは、
銀行系のカードローンなどがあります。
カードローン会社によって、審査の過程で
年金収入を、安定した収入とみなして
借り入れ可能とする場合は、借りれます。
金利は、国のローンと違って、銀行といえど
最大で14%台になりますが、それでも
消費者金融のローンよりは低いので、
利用するなら銀行が安心です。
返済に関しての心配事も相談できますので、
契約の前に、銀行のローン相談窓口を
利用してみると良いと思います^^
もちろん、年金受給だけではなく、退職後も働く
シルバー派遣もありますし、趣味を仕事にする方も
いらっしゃるかと思います。
年金受給者でも、他に収入がある場合は
カードローンは比較的通りやすいでしょう。
有名なところだと、ゆうちょ銀行の
年金受給者向けローンや、ご自宅がある場合は
不動産活用ローン(リバースモルゲージ)などがあります。
80歳までのフリーローンが組めるという
セゾンファンデックスや、メガバンクのカードローンも
65~70才までなら借りれる商品があります。
例えば三菱UFJ銀行カードローンの「バンクイック」や
みずほ銀行カードローン、りそなクイックカードローン、
それに東京スター銀行スターカードローン
などがあります。
これらは、年金受給者でも借りれるローンです☆
受給した年金を担保に貸付を行う国の機関もあります。
通常年金を担保にお金を借りたり貸したりするのは
法律で禁止されていますが、この国の定めた機関のみ
特例とされています。
それが年金担保貸付という制度です。
これは年金の種類によって、申請をする先が変り、
国民年金や厚生年金の受給者は福祉医療機構、
恩給や共済年金受給者(公務員)は日本政策金融公庫
この二つの機関で取り扱っています。
ここで年金を担保として、申請すると最大で200万前後の
お金が借りれるのですが、金利は1~2.1%程度と低く
用途も医療費から生活費などと幅広いです。
(住宅改修などにもあてられます)
ただし、連帯保証人が必要であったり、
融資までに1ヶ月はかかったりと、やはり時間と手間が
かかりますので、急いでいる場合は難しいです。
また、年金を担保とするので、唯一の収入源である年金が
減ってしまうというリスクもあります。
これですと、年金受給者の方には、
お金が借りれるとはいえ、生活は徐々にきつくなっていく、、
という状況になりかねません。
私の親も、急な発病で働く事ができなくなり、闘病と
介護生活をしておりますが、
生命保険なども加入していなかったので、医療費は莫大、
入退院や手術、薬代とお金は湯水のように流れていきます。
このような様をみるにつけ、年金のありがたさが
身に沁みてくるのですが、、
この年金さえもなくなってしまったら、
年金受給者で無収入の方の生活は厳しくなる一方です。
そうならないように、計画的に借りて、
生活が行き詰らないように返済していきましょう。
年金受給者の方でも、退職後に開業をしたり
趣味や、仕事で培ったノウハウを活かして
それを仕事にする方もいらっしゃいます。
どうせお金を借りるなら、そのような建設的な用途で
借りれると、第二の人生の幕開けになりますよね☆
人生いくつになっても、チャレンジすること、
仕事を持つ事は、その人をイキイキとさせてくれると
思います。
私の親も、生涯現役で働きたいと常日頃言っていましたし
そうすることで生活にハリがでて、充実させているのだと
そんな親を見て、私は感じました。
年金受給者の方が、ご自分の得意なことや特技を
仕事に出来るように、そんなサポートをするところがあれば
もっと日本は良くなるのにとも思います(^^)
ちなみに、国の教育ローンや、事業資金融資に関しては
上限の年齢制限は原則としてありません。
ですから、70歳でも借り入れは可能です。
もし本当に、年金需給後に、第二の人生として事業を始めたい、
今までの趣味を活かして仕事をしてお金を得たい、
という気持ちがあれば、個人事業主への事業資金融資を
している日本政策金融公庫へ、申請してみることもできます。
この場合注意として、必ず連帯保証人が必要になりますが
連帯保証人の審査もされるので、すでに事業資金を
日本政策金融公庫で何度も借りて、ご縁が出来ているような
事業主の方にお願いすると、通りやすいです。
日本政策金融公庫の事業資金の審査の場合は、
申込者の年齢も審査に入りますから、あまり高齢だと
貸付金の返済が、完済まで確実に行われるか
疑わしいとされかねません。
ですから、保証人には、その分も引き上げてくれるような
企業成績も収入もある事業資金経験者の方なら
日本公庫の方でも信用があるので、最適といえるでしょう。
まとめますと、
年金受給者でも借りれるところは
・銀行のカードローンなら70歳まで借りれるところがある
・銀行以外にも、国から借りることができる
(年金担保貸付制度)
・年金受給者でも、退職後に起業する人もいるので
事業資金を借りることもできる
(その場合は保証人が重要な審査対象になる)
国の融資なども有意義に使い、豊かな老後のために
人生を楽しめるように、計画的に借りて役立てていきましょう!
退職後が、第二の人生の始まりですよ☆
ご自分の大切な人生を、どうぞ楽しんで下さいね♪