鹿児島でセブンイレブンに出店してもらう方法とは

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鹿児島でセブンイレブンに出店してもらう方法鹿児島でセブンイレブンに出店してもらう方法について書き残しておきます。
※2014年1月、現在は多数出店されております。

鹿児島でセブンイレブンが無い理由は一言で言いますと、
既にローソンやファミリーマートが沢山ありすぎるから…
ではなく、根本的には物流とコストの問題です。

コンビニエンス業界の中でも特にセブンイレブンはシビアな考えをしていますので、「いける!!」と確実に手応えを感じないかぎりなかなか動かない場合が多いのです。

その意味でもセブンイレブンがコンビニ業界でトップを走っている理由が3つ考えられます。
1,シビアなこだわり
2,都会に集中し売り上げを確保
3,シンプルでオリジナル制が高い
ということです。

では、鹿児島県にセブンイレブンを呼ぶにはどうすればいいのか?

答えは簡単です。

「セブンイレブンをやりた~い」
というお店や企業が増えればいいのです。

セブンイレブンがある県からすれば信じられないかもしれませんが、
鹿児島ではセブンイレブンのCMも流れていないので(当然ですが)
「セブンイレブン?何それ」
という、反応も結構耳にします。

コンビニ業界では、シェアと物流コストを確保するため、参入時には一気に出店してきますが、セブンイレブンからすると後から参入しても、これは問題にはならないと思います。
なぜならセブンイレブンはローソンやファミマ他、既在のコンビニの直ぐ横に平気で出店するからです。(それほどの自信があるということです。)

※余談ですが、宮崎県では市内のローソン本部の直ぐ目の前に
後からセブンイレブンの本部が建ったらしいのです。すると客数が目に見えて減ったそうです。(配送会社の方からの情報)

ただ後から入るコンビニエンスの会社はセブンイレブンとはいえ、
「コンビニをしませんか?鞍替えしませんか?」とは提案しにくい状況なのは確かです。
特に地方にはその理由が2つあり、1つめは定着感から「今更鞍替えもなぁ」という感覚と、2つめには「コンビニ大変」というイメージも定着してしまっているからです。

まだコンビニエンス自体がヤマザキショップ(Yショップ)やIショップなどしかないときは、大型コンビニチェーンの出店の話は未知数が多く新しいものへの警戒感も確かにあったと思います。
しかしその頃は酒屋さんなどは「それだけでは将来食べていけないかもしれない」という不安の方が大きかったので当時は出店の話を持ちかけやすかったのです。

鹿児島にセブンイレブンを出店する方法としては、
鹿児島に在住の方々でセブンイレブンの良さを知っている人が、積極的に周りの人に「コンビニエンスといえばやっぱセブンイレブンだよ!だって…だもの」
という感じで口コミで広げていけば、各市町村の企業家の出店意欲も高まりセブンイレブンも参入しやすくなります。

最後に、セブンイレブンがもし鹿児島に入ってくることが確実となったらどうなるのか?という話で締めくくります。

もちろんユーザーには選択肢が増えて大いに結構なことです。
ただ業界的には、セブンイレブンは先ほどの話にもあったようにシビアで容赦しない考えかたなので、どば~っ!と一気に出店してくるでしょう。しかも既在の売り上げが確保されているコンビニを狙って…
そうなると、それまでに手を広げすぎていたコンビニ店舗はバッタバッタ倒れていくことになります。

そうならないうちに、コンビニ業界に関係ある方は一手先を考え行動しておいた方が得策だと思います。

[補足]
数あるフランチャイズの中でも、コンビニ業界は本部主権となってます。
わかりやすい例でいいますと、物流を確保するためには平気で同じ地区に数店舗出店していきます。
これは他の会社が入ってこないようにコンビニの経営者を守るため、という建前を振りかざしますが、
既在のコンビニの経営者の売り上げが下がってもお構いなしです。
つまり同じブランドのコンビニ同士でつぶし合いになっているのが現状だということです。
要するに極論すれば本部がよければそれでいい、ということに繋がります。

それでなくてもコンビニ本部はコンビニ経営者の横の繋がりを嫌います。
(引き離すやり方としては、競争意識を異常にたたせる、余裕をなくさせるなど)
一般的に考えると、「力を合わせた方がいいよね!」と思われるかもしれません。
それは至極ごもっともな話で、ブランディングアップという意味ではなされています。
(例えば集めたお金でCMをうっていく、勝手なことは許さないなど)
なので例えば地域のコンビニには大学がないし万年人手不足の状態だし、深夜も客数が極端に低いから閉めようとすると、本部が黙っていません「どこも閉まっているように思われるからブランディングに傷かつく、他の店舗に迷惑だ。かなり無理してでもやらせる」という答えが直ぐに返ってきます。

本来は人手不足の時なども手を合わせればかなり解消されるはずです。
しかし現実の店舗ではそうではありません。何か困った時同じブランドのコンビニ同士力が合わせるということはほとんどないのです。
理由は1つ、本部は過酷な労働をコンビニのオーナーに強いているので、コンビニの経営者が手を組んで暴動を起こすのをおそれているからです。
(その証拠に関東などで起こった裁判はほとんど敗訴しているという事例があります)

更にここで驚くべき事実があるのですが、力を合わせて効率化を狙い物流コストを下げるのがねらいなら、仕入れ値も安くなるはずなのです。ところが実際はそうではないのです。例えば有名な「カップうどんのどん兵衛」この仕入れ値は、何とドラッグストアーの売値の方が安い、つまりドラッグストアーから買ってきて売り場に並べた方が利益率が高いということです(本部が許しませんが)。
これはドラッグストアーが薬系で利益をぼったくっているため出来る芸当といえばそれまでですが、それでも意外な事実ですよね。

ということでお店を持つ経営者も既に周知の事実なので、利益が半分吸い取られる上に、「こき使われるのは嫌だ」となり、先ほどのセブンイレブンの話ではないですが、新しく経営者を探すのは日増しに難しくなっているのです。

そこで本部が考えたのが、「複数出店を既在のコンビニ経営者にすすめる」という苦肉の策。
これは一見、既に経験もあるコンビニ経営者にまかせるのは良い方法なんじゃないか、という気がするかもしれません。

しかしこれは既在のコンビニ経営者を更に圧迫していくことに繋がり、
更にコンビニ業界全体の質の低下に繋がっていきかねません。

コンビニ本部とすれば、物流(言い換えれば本部の売り上げ)が確保されていればそれでいいのです。
経営としては至極当たり前なのかもしれませんが、このことが先々己の首を絞めていくことは間違いないでしょう。

話が大きくそれてしまいましたが、今回は鹿児島にセブンイレブンを出店する方法について記事を書いてみました。
現職だからこそ言えることを今の内に残していくことが本来のこの記事の目的です。

地域活性化、まちおこしを支援している立場としては、地域のお金が吸い上げられていくことは雇用の促進に繋がるとはいえ、根本的にはあまりよくないと考えます。
しかし今はまだ効率化を支援する動きが先だっているので仕方がないのかもしれません。
いずれは各地域自体で色を濃くしたフランチャイズ展開を提案していきます。
あるいはもっと地域還元できるコンビニエンスストアー本部の出現ですね。

ともあれ、現状では鹿児島はファミリーマートとローソンで占めているのですから、もっと競争力を高めるためにもセブンイレブンが鹿児島に出来ることを期待します。
10年前から噂だけで終わっていたのですが、最近の情報で「本当に入ってくるらしい」という噂を再度耳にしました。今回は噂で終わらないようにしていきましょう。

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