子育ての悩みの一つに「子どもの便秘」があります。
排便は人間の重要な生理現象であるため、子どもが長い間、便秘だと心配になりますよね。
それが、最も体の小さい赤ちゃんでミルクや離乳食をどんどん取っているのに子どもが便秘だと「この小さい体のどこに食べたものが溜まっているのだろう?」と不思議に思うとともに、いてもたってもいられなくなるのではないでしょうか?
今回は、そういった子どもの便秘の悩みを解決すべく、子どもの便秘に関する耳寄りな情報や便秘の悩みの解決方法をお伝えいたします。
子どもの便秘について
子どもの便秘についての解説です。
便秘とは、一般的に長い期間、排便がない状態のことを言います。
日本内科学会の便秘の定義は、「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」です。
しかし、排便の無い期間には、人それぞれ個人差があったり、また時期的なものもあるため便秘の判定や診断には弱いようです。
時期的なもので排便の無い例を挙げますと、生後1か月~3か月頃の赤ちゃんは、ミルクの吸収がよくなるので1週間くらい排便しないことがあります。
よって排便の無い期間より、排便をしなかったことで引き起こされる症状が重要になってきます。
例えば、長い間、腸に便を滞留させていたため便の水分が飛び硬便になり排便が困難になったり、排便できたとしても出血したりすることがあるのです。
これは、排便するのが困難 → 排便を我慢する → 更に便が溜まる → 排便するのが困難 という悪循環を繰り返すケースに陥りやすくなります。
子どもの便秘の悩みの解決方法
89、赤ちゃんの場合、お腹マッサージや綿棒で刺激して子どもの便秘を解決する。
赤ちゃんのお腹をおへそを中心に手のひらでやさしく、ゆっくり「の」の字を描くようにマッサージしてみましょう。
それでも子どもの便秘が解消されない時は、肛門に綿棒の先が隠れるくらいまで入れてやって何回か出し入れしてみると良いです。
90、十分、水分を与え、離乳食には、発酵食品、オリゴ糖を多く含んだ食べ物を与え子どもの便秘を解決する。
お茶でも白湯などの水分を十分与え、離乳食を取れる年頃であれば発酵食品やオリゴ糖を多く含んだ食べ物を与えてみましょう。
91、排便する習慣を付けさせ子どもの便秘を解決する。
幼児にもなると自分の意志でトイレに行く習慣を付けさせることが重要です。
その場合、朝、トイレに行く習慣を付けさせるのが良いでしょう。
なぜなら、朝が一番、便意を催す刺激が強いため無理なく習慣付けができるからです。
ここで、トイレに行き損ねると便意が無くなるので速やかにトイレに行かすことを心がけましょう。