こいのぼりを揚げる準備は整いましたか?
毎年、こいのぼりを揚げていると「こいのぼりはいつから揚げるようになったのだろう?」とか「どういったいきさつで揚げるようになったのだろう?」とか疑問に思われたことはありませんか?
そこで今回は、こいのぼりの由来についてお送りいたします。
その他にも手作りこいのぼりの作り方について、こいのぼりの川渡りが有名な地域についてなどこいのぼりに関する情報満載でお伝えいたします。
こいのぼりの由来について
こいのぼりの由来について簡単にご説明します。
こいのぼりの由来は、古来、中国の黄河上流に激流を伴う「竜門」という滝があり、その滝を昇りきった鯉が竜へと変身し天に昇っていったという故事からきているそうです。
そして、江戸時代、武士の家庭では端午の節句に先祖伝来の兜や鎧を奥座敷に、玄関に幟(のぼり)を飾る年中行事がありました。
それを町人が真似て幟を立身出世で縁起が良い鯉に変えて飾ったのがこいのぼりの始まりとされています。
また、そのころ端午の節句は、”端”は”初め”を”午”は”五”を意味するため「五月上旬の節句」という意味でした。
ところが現代では、端午の節句はこどもの日となり”五月五日”に固定されるようになってきています。
そして、現代のこの時期には保育園などで手作りのこいのぼりを作って飾ったり、柏餅を食べたりしますよね。
また、こいのぼりを英語で英訳すると”a carp streamer”と言います。
さらにこいのぼりの黒、赤、青などの色は中国の「五行説」からきているようです。
そして、ACのCMでご存じの方もいらっしゃると思いますが兵庫県の団体が東日本大震災に遭われた東北の方を応援するメッセージを白地のこいのぼりに手書きして贈られたことも話題となっています。
手作りこいのぼりの作り方について
手作りこいのぼりの簡単な手芸感覚の作り方については、インターネットで閲覧することができます。
材料も多種多様で、フェルト、ペーパークラフト、ちりめん、おりがみなどがあるそうです。
ベランダ用こいのぼりについて
ベランダ用こいのぼりの大きさは、下の階に邪魔にならない1.5~2mが人気のようです。
また、ベランダ用ポール取り付け金具も最近では多種多様なものが増えてきています。
こいのぼりの川渡りが有名な地域について
熊本県小国町の杖立温泉では、毎年4月~ゴールデンウィークにかけて「鯉のぼり祭り」が行われ、春風のそよぐ杖立川の上空をおよそ3,500匹もの鯉のぼりが泳ぐ「こいのぼり祭り」が開催されます。
開催期間は、2013年4月1日 ~ 2013年5月6日までです。
また、群馬県館林市では、「第12回世界一こいのぼりの里まつり」が開催されており、市内5ヶ所の川の上を大小5000匹を超えるこいのぼりが春風に吹かれ水面を揺らします。
開催期間は、2013年3月25日(月)~5月10日(金)です。